宇登呂港のオロンコ岩(うとろ みなと の おろんこ いわ)
知床半島(しれとこはんとう)のウトロ港には、
オロンコ岩と呼ばれる不思議な形をした岩があるそうです。
この怪獣によく似た大きな岩に、その昔、オロンコ族という部族が住んでいました。
このオロンコ族という部族は、岩の下を船が通ると、石や木を投げて船を止め、
船の荷を奪ったりと、多くの悪事を重ねていました。
攻め滅ぼすにも、頑強な岩の砦にこもられてはなすすべがなく、
オロンコ族は、野放しになっていました。
しかし、あまりのオロンコ族の凶行に、業を煮やした近くの集落の人々は、
協力して、オロンコ族を退治することにしました。
しかし、岩の砦に篭られてはなすすべがありません。
そこで、ある頭のよい酋長が、オロンコ族を岩から、おびき出す一計を案じました。
海岸に落ちている海草を集めて、鯨(くじら)の様に積み重ね、
鳥の好きな小魚も一緒に混ぜ、鳥たちを小魚に群がらせます。
このようにすることで、オロンコ族のいる岩の上からは、まるで、鯨(くじら)が
岸によってきたように見えるのでした。
そして、鯨(くじら)を捕鯨しにオロンコ族が出てきたところを一網打尽にする
という計画でした。
そして計画通り、案の定、鯨(くじら)につられてオロンコ族が岩から飛び出してきました。
そこを岩陰に隠れていた他のアイヌの民達に包囲され、退治されてしまいました。
こうして、オロンコ族は、全滅してしまいましたが、オロンコ族が住んでいた岩は、その名残に
オロンコ岩と呼ばれるようになったそうです。
オロンコ岩と呼ばれる不思議な形をした岩があるそうです。
この怪獣によく似た大きな岩に、その昔、オロンコ族という部族が住んでいました。
このオロンコ族という部族は、岩の下を船が通ると、石や木を投げて船を止め、
船の荷を奪ったりと、多くの悪事を重ねていました。
攻め滅ぼすにも、頑強な岩の砦にこもられてはなすすべがなく、
オロンコ族は、野放しになっていました。
しかし、あまりのオロンコ族の凶行に、業を煮やした近くの集落の人々は、
協力して、オロンコ族を退治することにしました。
しかし、岩の砦に篭られてはなすすべがありません。
そこで、ある頭のよい酋長が、オロンコ族を岩から、おびき出す一計を案じました。
海岸に落ちている海草を集めて、鯨(くじら)の様に積み重ね、
鳥の好きな小魚も一緒に混ぜ、鳥たちを小魚に群がらせます。
このようにすることで、オロンコ族のいる岩の上からは、まるで、鯨(くじら)が
岸によってきたように見えるのでした。
そして、鯨(くじら)を捕鯨しにオロンコ族が出てきたところを一網打尽にする
という計画でした。
そして計画通り、案の定、鯨(くじら)につられてオロンコ族が岩から飛び出してきました。
そこを岩陰に隠れていた他のアイヌの民達に包囲され、退治されてしまいました。
こうして、オロンコ族は、全滅してしまいましたが、オロンコ族が住んでいた岩は、その名残に
オロンコ岩と呼ばれるようになったそうです。