厚岸の逆水松(あつけし の さかさ おんこ)
北海道は厚岸にある、お供山(オヤコツ)と呼ばれる高台には、枝を下に向けた
『逆水松(さかさおんこ)』という珍しい松が生えています。
その逆水松(さかさおんこ)にはこんな逸話があります。
寛政元年に北海道で起こった、エゾの反乱の時のことですが、
この反乱の時、多くの和人がアイヌの民によって殺害されました。
アイヌの老婆『オンコノイケ』は、いくら和人とはいえ、子供まで殺されるのは
見るに忍びず、自分の着ていた肌着(モール)をすっぽりかぶせて、
アイヌの子供にみせかけ、こっそりと松前藩のところに逃がしてやっていました。
藩の人々は、感謝の印として、褒美や宝物を老婆にあげるのですが、
それが仇となりアイヌの民に裏切り者と殺されそうになってしまいます。
老婆は、岩穴に逃げ込むのですが、そこで息を引きとります。
そして岩穴の入り口に立てて置いた老婆の杖が根づき成長し逆水松(さかさおんこ)
となったそうです。
『逆水松(さかさおんこ)』という珍しい松が生えています。
その逆水松(さかさおんこ)にはこんな逸話があります。
寛政元年に北海道で起こった、エゾの反乱の時のことですが、
この反乱の時、多くの和人がアイヌの民によって殺害されました。
アイヌの老婆『オンコノイケ』は、いくら和人とはいえ、子供まで殺されるのは
見るに忍びず、自分の着ていた肌着(モール)をすっぽりかぶせて、
アイヌの子供にみせかけ、こっそりと松前藩のところに逃がしてやっていました。
藩の人々は、感謝の印として、褒美や宝物を老婆にあげるのですが、
それが仇となりアイヌの民に裏切り者と殺されそうになってしまいます。
老婆は、岩穴に逃げ込むのですが、そこで息を引きとります。
そして岩穴の入り口に立てて置いた老婆の杖が根づき成長し逆水松(さかさおんこ)
となったそうです。