ルコツ岳の熊老人(ルコツダケ の カムイ エカシ)
八雲平野と長万部平野の境に標高332mのルコツ岳という小山があります。
その小山のふもとにその昔、小さなアイヌの部落がありました。
ある時、この部落の長老のエカシが、他の部落のお祝いにでかけたまま、
いつになっても帰ってきませんでした。
心配した部落の人々が探しに行くと老人の持ち物や足跡がみつかりました。
足跡はルコツ岳の山頂へと続いており、なおも足跡をたどっていくと、
ルコツ岳を登っていくにしたがって次第に熊の足跡に変わっていきました。
それを見て人々は『長老エカシはルコツ岳の山の神になったのだ』と思い
探すのを止めたそうです。
その後、遺族たちの夢枕に長老エカシが現れ、『ルコツの山の主が
天に召されたので、ワシがルコツの主になる。』
とお告げがあったそうです。
アイヌ語で『神』は『カムイ』といいます。
そして熊も『カムイ』と呼ばれることから分かるように
アイヌの人々は熊を山の神のように崇めていたそうです。
その小山のふもとにその昔、小さなアイヌの部落がありました。
ある時、この部落の長老のエカシが、他の部落のお祝いにでかけたまま、
いつになっても帰ってきませんでした。
心配した部落の人々が探しに行くと老人の持ち物や足跡がみつかりました。
足跡はルコツ岳の山頂へと続いており、なおも足跡をたどっていくと、
ルコツ岳を登っていくにしたがって次第に熊の足跡に変わっていきました。
それを見て人々は『長老エカシはルコツ岳の山の神になったのだ』と思い
探すのを止めたそうです。
その後、遺族たちの夢枕に長老エカシが現れ、『ルコツの山の主が
天に召されたので、ワシがルコツの主になる。』
とお告げがあったそうです。
アイヌ語で『神』は『カムイ』といいます。
そして熊も『カムイ』と呼ばれることから分かるように
アイヌの人々は熊を山の神のように崇めていたそうです。