支笏湖の姫鱒(しこつこ の ひめます)

登録タグ アイヌ民話 支笏湖の姫鱒
支笏湖の姫鱒

大昔、北海道を創った国造りの神『トーカラカイム』は、支笏湖を造り、
 魚を放ち、たくさんに増えることを楽しみにしておりました。
 
  ある時、どのくらい魚が増えたかと調べに湖水に入りますと、
 水は冷たく、また以外に深く、神様の大事な股間までも濡らしてしまいました。
 腹を立てた神様は、湖に棲む魚をみんなすくいあげて、荒海に投げ捨ててしまいました。
 
  しかし、一匹だけ国造り神『トーカラカムイ』の手からもれて、難を逃れた魚がいました。
 それが、アメマスで、やがて大化物に成長し、湖の主となって悪業の限りを尽くしてあばれまわり
 村々の人々を苦しめました。
 
  やがて、アイヌの勇者『オアイヌルシクル』によって退治されてしまいます。
 オアイヌルシクルはその肉を細かく切って、湖に投げ捨てると、
 こま切れの肉片はたちまち小魚となって泳ぎ散りました。
 
  その小魚がどんどん繁殖したのが、現在の姫鱒(ひめます)だとか。
 これが、伝説からみた支笏湖の姫鱒のルーツです。
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