裸婦と夜盗(らふ と やとう)

登録タグ アイヌ民話 裸婦と夜盗
裸婦と夜盗

層雲峡渓谷(そううんきょうけいこく)に入ってすぐの所に
 石狩川にかかる橋があります。この石狩川のとある場所に
 『カムイオペッカウシ』と呼ばれる地名があります。
 
  この場所は、現在は川の流れの激しい急流になっていますが、
 昔はココに大きな滝があったそうです。
 その頃の話ですが、ある夜盗の一団が、石狩川を下って川下の村を
 襲おうと、イカダを作って川をつたい、下流に進行していました。
 
  ある時、夜盗のひとりが、ふと見上げると『カムイオペッカウシ』の岩の上で、
 美しい裸の女性が艶めかしく踊っているのが見えました。
 夜盗たちは、滝壷の上に来ているのも忘れて、この女性の踊りに
 魅せられていました。
 
  そして、見とれていたばっかりに、夜盗たちは、イカダもろとも滝壷に落ち、
 全員、死んでしまいました。
 
  この裸婦は層雲峡の女神である、淫魔『パウチカムイ』と呼ばれており、
 よくこうして人々を惑わせたと言われています。
コメントを投稿する

新規コメント

お名前
コメント
パスワード※パスワードを登録するとコメントの修正・削除ができます


サイトコンテンツ

興味深いネタ(5)
短文資料(39)
気ままアイデア(4)
おすすめ資料(3)
服飾資料(13)
アイヌ民話(31)

人気のある記事



ブログパーツ

スポンサードリンク

新品/中古ゲーム販売 通販ショップの駿河屋
豊富な品揃えの駿河屋


年間アーカイブ


2011年の記事

ブログ情報


当ブログはリンクフリーです。 相互に関しては↓を御覧ください。

このブログについて
掲示板 [BBS]
RSSを購読してみませんか?

リンク


サイエンス チャンネル
こちらは気になる科学探検隊
侍魂
世捨て人の庵
憂鬱プログラマによるオブジェクト指向
complex fraction