旭川の神居古漂(あさひかわ の カムイ コタン)

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旭川の神居古漂

北海道の中央、石狩川の上流には、カムイコタン(アイヌ語で『神の村』という意味)
 があり、大勢の神々が住んでいたといわれています。
 
  例をあげると、魔神『ニツネカムイ』、石狩川の守り神であるチョウザメの『シャメカムイ』、
 文化神『サマイクルカムイ』、日高の神『オキクルミ』、海の神『レブンカムイ』、
 他には熊の神、山の神といったように、それこそ様々な神々が住んでいたそうです。
 
  そこにはこんな話が伝わっています。
 昔々、カムイコタンに住んでいた、乱暴で気性の荒い魔神『ニツネカムイ』が、
 人々を困らせるため、石狩川に巨大な岩を投げ入れ、川をせき止めてしまいました。
 
  上流に上る魚を止められては、アイヌの人々は生活に困るし洪水の危険もあります。
 川岸の村の人々は、一心に祈祷し、神々に救いを求めました。
 
  人々の願いを聞き、カムイコタンの神々は立ち上がり、魔神『ニツネカムイ』と
 戦いました。
 
  激しい戦いになりましたが、神々が、魔神を打ち倒し、
 人々は、平和を再び取り戻しました。
 
  その時の戦いで、魔神は負けて首も胴もバラバラにされ、やがて石となってしまったそうで、
 今では、それらの岩がニチネシャパ(アイヌ語で『魔神の頭』)、ニチネネトパ(アイヌ語で『魔神の胴』)、
 サラネップ(アイヌ語で『魔神の持っていた籠(かご)』)と呼ばれているそうです。
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