アイヌの入墨のいわれ

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アイヌの入墨のいわれ

昔々、日高の地方にある平取町の天上の天界に文化神『オキクルミ』は居城を構えていました。
 オキクルミの奥方は心の優しい女神で、天上から地上に降りては、人目を忍んで
 貧しい部落を訪れ、食糧や衣類などを窓から差し入れてあげたのでした。
 
  やがて、アイヌの村々の人々は、この心の優しい女神の美しい顔が見たくてたまらなくなっていきました。
 そして遂に、ひとりのアイヌの民が窓際に身を隠し、食糧を差し入れてくれた時に、
 いきなりその美しい手をつかんで、家の中に引き入れようとしました。
 女神は、着物のソデを破かれましたが、なんとか、手を振り切り、逃れました。
 そして、女神は、その無礼に悲しみ、天上の居城に帰ってしまい、二度と再び地上には姿を現しませんでした。
 
  その無礼な男のせいで、女神は地上から姿を消したのですが、それはさておき、
 それから、アイヌの村でひとつの流行ができました。
 無礼な男の話から、女神の手には入墨がしてあったのを娘達が聞きつけ、
 アイヌの娘たちは、美しい女神にあやかって、こぞって入墨を入れるようになったのです。
 
  これが、アイヌの民の入墨の始まりだと言われています。
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